【進化するポイントカード】ポイントカードのカードレス化から学ぶ

 『プリペイドカード』、『デビットカード』、『クレジットカード』が現金以外の支払い手段となっていることを下記の記事で述べた。

 

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一方、日常生活の中で時には現金の代わりとしても使っている、より身近なものがあるのはご存知だろうか。

それは『ポイントカード』だ。

『ポイント』は時には現金の代わりとして使われる場合もあるが、有効期限があるものや特定のサービスにしか使用できないといった特徴がある。

ポイントカードはお持ちですか?

  コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店、書店、ホテルetc。

こうした商業施設の会計時に、店員さんからこのように聞かれる光景は日常にあふれているかと思う。

その店・チェーン独自のポイントカードに加え、「Tポイント」、「Pontaポイント」、「楽天ポイント」、「dポイント」などの共通ポイントカードの提示を求められた経験は誰しもあるだろう。

おそらく大多数の人が財布の中に何かしらの『ポイントカード』を入れているはずだ。

それほどの厚みではないものの、10枚も持ち歩けば結構かさばり、財布を圧迫してしまう。

また、せっかく持参したのに磁気不良で使えなかったり、

持っているのについ家に忘れてきてしまったという経験は誰しもあるだろう。

『ポイント』を後付けできないこともあるので、ポイント5倍の日や大きな買い物をした時には損をしたと感じることもあるだろう。

場合によっては購入を諦める人もいるかもしれない。

これでは店舗側も消費者も機会損失につながる可能性がある。

また、中にはわざわざ家にポイントカードを取りに行く人さえいるかもしれない。

では、なぜそういった行動をとる人がいるのだろうか。

『ポイントカード』を使うという心理から読み解いてみよう。

そもそもなぜ『ポイントカード』を作るのだろうか。

お店側にとっての『ポイントカード』は顧客を囲い込むためのツールかもしれないが、消費者にとって何かしらのメリットやサービスがあるからだろう。(お店側にとっての『ポイントカード』の視点については別記事で詳しく書きたいと思う)

1番大きな理由は貯まったポイントを現金やモノ・サービスに代えることができる点だろう。

具体的には100円につき1ポイント貯まる仕組みがあったり、一定ポイントが貯まると商品券やモノに交換できたり、現金として使えるというものだ。

他には10回サービスを受けると1回無料になるといった『スタンプカード』に近いサービスもあるだろう。

『ポイントカード』の有無は消費者の行動に大きな影響を与えているのだ。

店舗側と消費者側が互いにウィンウィンになるように、もっと便利な仕組みはできないだろうか。

最新のテクノロジーを活用して、もっとスマートにできないだろうか。

インターネットやスマートフォンの普及により、それが実現され、『マネーハック』という造語が生まれた。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。

そして、『カードレス化』が進んだのだ。

今となってはポイントカードのいくつかは、スマホの中のアプリとして収めることができる。

スマートフォンをお持ちの方は、アプリ検索画面で「ポイントカード」と検索してみてほしい。

実は多くのポイントカードがスマホに対応していることに気付かされるだろう。

『ポイントカード』を忘れることはあっても、『スマートフォン』を忘れて出かける人は今の時代少ないだろう。

『ポイントカード』を使うという行為には「お得感」や「使わないともったいない」という感情だけでなく、「未来への投資」という潜在的な意識があるのではないだろうか。

『ポイント』が『お金』に代わるものと理解しているからだ。

僕には「未来への投資」という観点ではキャッシュレス決済も同様に思える。

例えば『現金』の部分を『クレジットカード』に代用して決済することで、『ポイントカード』が貯まるだけでなく、今度はその支払を行った『クレジットカード』自体の特典も受けられるのだ。

いわゆる『ポイントの二重取り』だ。

(これについては別の記事で詳しく書きたいと思う)

ポイントカードの『カードレス化』が進んだのも、マネーハックが徐々に浸透してきていることが背景にあるだろう。

また、最近『仮想(暗号)通貨』が台頭して世間の注目を浴びたことや『QRコード決済』によるサービスが徐々に増えてきていること。

これは今後キャッシュレス化がより進む未来への前兆にも思えてくる。

そうは言っても、なかなかキャッシュレス化が進んでいないのも事実だ。

まずは『キャッシュレス決済』よりも『カードレス』に慣れていくことをおすすめしたい。

『カードレス』に慣れ、『ポイントの二重取り』について詳しくなった頃には自然と『キャッシュレス決済』を選ぶことになっているだろう。

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